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自動運転ミステリーツアー

2023年02月26日

 PC555管理者 at 08:24  | Comments(0) | SFショートショート
「完全自動運転タクシー」中国で本格的な営業開始(2023年2月25日)

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。
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「おとうさん まだー」タロウが玄関で叫ぶ。
「おおー、トイレしてからね」バタバタとお父さんが出てきた。
「お前たちは、家の前で待ってろ」

タロウと母親が家の前で待っていると、一台のタクシーが停車した。
ようやく父親も出てきて、家族3人でタクシーに乗り込む。
タクシーに乗り込んだが、運転士は乗っていない。

父親のスマホにメールが届いた。
「お、いよいよ始まりだぞ!楽しみだなあ」父親がはしゃいでいる。
「もう、このために朝早くからお弁当作るの大変だったんだから」母親も心なしかうかれている。

タロウが応募した、タクシー会社の「自動運転ミステリーツアー」に当選したのだ。
タロウも声には出していないが、ドキドキしていた。
「どこに行くんだろう」運転士のいない不安と、行き先が分からない不安がまざっていた。

「ん-、なになに 今回のミステリーツアーは七福神ミステリーツアーです。
最後のサプライズを楽しみにしてね。だって」父親のスマホにツアーのガイドが届くようになっているのだ。
やがて、最初の神社に到着すると、タクシーはパーキングに停車した。

「おお無事だったな。」自動運転に父親も慣れていないせいか、内心ドキドキしていたようだ。
「ここの神社は、あるのは知っていたけど、ご利益まではしらなかったわね」母親が下りてきた。
タロウもおみくじをめあてに、走り出した。

そうやって、メールの指示に従い、七福神の寺社仏閣をタクシーはめぐっていった。
「最後の神社を回ったけど、サプライズってなんだろうね?」タロウが父親に聞いた。
「ん-、いままでのメールには何も書いてなかったな」

夕闇が近づく中、タクシーは一軒の洋菓子屋の前で停車した。
父親のスマホにメールが届く
「なになに、洋菓子屋に行って、「注文番号〇〇〇番と伝えてください」

母親が、ケーキらしきものを受け取って戻ってきた。
タクシーの前方のモニターに「ご結婚〇〇周年おめでとうございます」と映し出された。
「心ばかりのサプライズプレゼントでございます。今後もご利用お願いいたします。」

「そうかー、タロウが生まれてから、結婚記念日ろくにしてなかったなー」父親が申し訳なさそうにつぶやいた。
「あら、でもどうして今日が結婚記念日ってわかったのかしら?」母親と見合っている。
「あ、そういえば応募したのは、両親への感謝感想文で結婚エピソードで結婚の日をかいたような...」タロウが答えた。

「プップー」家の前でクラクションが鳴った時、3人ともいつの間にか眠っていた。
自動運転の緊張と、ケーキを受け取った安心感から、3人とも眠っていたのだった。





  

つぶやき自動販売機

2023年02月18日

 PC555管理者 at 11:26  | Comments(0) | SFショートショート
*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。
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タロウの家と学校の間に、スーパーがある。
ある日、学校が終わって帰る途中に、スーパーの前に自動販売機が置いてあった。
何気なく横を通ろうとすると、「ちょいとそこ行く、お兄さん」声がした。

声がした方を見ると、自動販売機のモニターに、恵比寿様のイラストが浮かび上がり、話しかけているようだった。
タロウは、立ち止まり自動販売機にちかづいた。
「ん、俺のこと?」

「そうです。坊ちゃんでしたね。どうです。今日は寒いのであったかい飲み物でもいかがです?」
「へえー、カメラで子供だとわかるのかな?」タロウは関心しつつ、話しかけてみた。

「僕のことわかるの?」
「は~い、ちゃんとわかりますよ。白い服で、眼鏡をかけた坊ちゃんですね」モニターの恵比寿様がしゃべる。
「わかるんだー。すごいね」タロウは感心した。

「おすすめの飲み物とかあるの?」特に急ぐ用事もなかったので、話しかけてみた。
「今日は寒いから、お汁粉やゆずレモンなんて、体が温まりますよ~」商品の写真が表示される。
そうだな。お腹もすいているし、お汁粉でも買ってみるか。タロウはカバンから財布を取り出してお汁粉を買った。

「お買い上げありがとうございます~」
「もう1っ本ルーレットが回るよー」恵比寿様や大黒様などくるくる回り始めた。
「残念~」貧乏神の絵柄で止まった。

「今回は、残念だったけど。その分いいことがある予感。頑張ってねー!」チアダンスのキャラクターが応援してくれた。
「頑張れ!頑張れ!タロウ! 「頑張れ!頑張れ!タロウ!」恥ずかしくなったタロウは、自動販売機から遠ざかった。

「でも、なんでタロウってわかったんだろう」
家に向かいながら、タロウは不思議がりながらも、久しぶりに人と話したような気がしたのだった。





  

生成AI

2023年02月11日

 PC555管理者 at 08:36  | Comments(0) | SFショートショート
Google、会話型AIサービス「Bard」を発表。テストユーザー向けに提供開始

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*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。

タロウは、リモートでタカシとヒロミと会話をしていた。
タカシ「むかしむかし、あるところに って言ったら?」
「そりゃ おじいさんとおばあさんが住んでいました。でしょ」タロウが答える。
タカシ「でもね、最近ね。お姉さんとお兄さん ってコンピューターが答えるんだ」

「それでそれで」ヒロミが突っ込む。
タカシ「お姉さんとお兄さんだと なんて続くと思う?」
タロウもちょっと考える。

「お姉さんとお兄さん だから 弟の僕をいじめました。 じゃない?」タロウが答える。
「私は、楽しくショッピングに行きましたじゃない?」ヒロミも答える。
「なんかね、続きはいろいろ違うみたいなんだけど。 昔話の検索で困っているらしいよ」

「お姉さんとお兄さんが、いる家なんか少ないと思うよ」タロウが答える。
そういえば、タロウもタカシもヒロミも1人っ子だった。
物価が高騰して、1人っ子家庭が増えたのだ。

「もしお姉さんやお兄さんがいたら、何してもらいたい?」タカシが言う。
「うーん、そうだな。 勉強おしえてもらうかな」
「私は、お姉さんがいたら洋服をいっぱいシェアしたり、tiktokの撮りあいかな」

ひとしきりその話題が終わって、リモートを終了した。
さて、宿題の感想文だな。タロウは学校から渡された宿題用紙をカバンから取り出した。
今どき、紙の用紙に鉛筆で記入なんて、SDG'sじゃないよなーとか思いながら、さっきのやり取りを思い出していた。

あまりに手軽に生成AIでの回答が得られる社会になってしまって、昔のアナログと正解のない問題に教育が先祖返りしたのだ。
「えーっと、もし僕にお姉さんやお兄さんがいたら~」タロウは鉛筆を握りしめ、四苦八苦するのだった。

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。




  

メタバース

2023年02月04日

 PC555管理者 at 10:23  | Comments(0) | SFショートショート
全国初!鳥取県がメタバース課を立ち上げ 何する部署?(鳥取県)

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*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。

今日は、おばあちゃんに会う日だ。
タロウは、メガネをかけると、目の前に草原が広がった。
草原の小高い丘に桜の木が立っていて、風にのって花びらがこっちまで飛んできている。

映像だけなのだが、すがすがしい香りも感じられるようだ。
眼鏡をかけたすぐは、バーチャル空間に入りたてなので、歩いたり触ったりはしないが、時間たって夢中になると思わず歩いたり、手を振ったりして部屋のものにぶつかって危なかった。
最近は、バーチャル眼鏡をかける前は、部屋をかたづけてからやるようにしている。

丘の上にのぼるにつれて、桜の木の下にシートが敷かれて、そのシートに座って、おばあちゃんが手を振っている姿がみえてきた。
「大きくなったねえ」
微笑むおばあちゃんはいつも優しい。

シートに座る、おばあちゃんの周りには重箱が広げられ、タロウの大好きなエビフライもあった。
「天気いいね」
タロウはシートに腰を下ろした。

「どうだい学校は? 好きな子はできたかい?」
久しぶりに会うおばあちゃんと、学校の近況を話した。
気が付くと、菜の花がいっぱい咲いて、モンシロチョウがヒラヒラと舞っている。

好物が目の前にあるのに、食べられないのが残念だ。
ひとしきり近況を話すと、本当にお腹がすいてきた。
「じゃ、また1か月後に会おうね」

眼鏡をはずすと、窓に雨が打ち付けていた。
知らない間に、結構大雨になっていた。
梅雨のじめじめした空気に気づかされた。

リビングに降りると、母親が昼食の準備をしていた。
「あら、おわったのボランティア」
「ああ、うん。 今日は元気そうだったよ」

「おばあちゃん、北海道だってね。ホームでさびしいでしょうに」
「うん。本当の孫みたいに喜んでくれるよ。僕も本当のおばあちゃんみたいで、気が晴れるよ」
「いいおばあちゃんでよかったわね。」

タロウが生まれる前に、タロウの本当のおばあちゃんはなくなっていた。
ボランティア授業の一環で、子供と老人ホームの老人とメタバースでの会話のプログラムが行われていた。
九州に住むタロウと、北海道の老人人ホームのおばあさんが出会ったのは、今年の1月だった。

おばあちゃん、いつまでも元気だといいなあ。
母親のつくったエビフライを食べながら、タロウは思った。

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。




  

自動運転

2023年01月28日

 PC555管理者 at 11:40  | Comments(0) | SFショートショート
無人運転、運ぶのは荷物 スタートアップZMPの転身

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。

タロウは自動宅配ロボットのステーションで店長をやっていた。
自動宅配ロボットの使用できる範囲は、段差や交通量の関係から、集合住宅や郊外など、
比較的 人口が密集していて、交通量も少ない地区に制限されていた。

宅配ロボットが使えるエリアが制限されているので、ロボットが運べるエリアはロボットに、段差や交通量の多いエリアはアルバイトが運んでいる。
たまに、ロボットが道路のクラップに挟まって動かなかったり、工事中のカラーコーンにひっかかったりして、救助に向かうこともあった。

めずらしく大雪が降り、しばらく宅配ロボットが使えない日がつづいた。
そんな日は、雪の中、アルバイトとともにタロウも宅配するので、結構いそがしかった。

雪も明け、道路の除雪もある程度すすんで、経路確認もOKになったので、宅配ロボットを再開した。
「店長~」アルバイトのカイト君の声だ。
店の前に出てみると、ステーションに帰ってきた宅配ロボットが停車していた。

宅配ロボットの上に、小さい雪だるまが乗っていた。
よく落ちないで乗っていたなあ。
次の配達に備えて、雪だるまをはずそうとした。

雪だるまの下に、紙が挟んであった。
「いつもありがとう、待っていたよ! さみしかったよ!」
クレヨンで書いたんだろうな。

こっちこそ、待っていてくれて
ありがとう。





*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。




  

ChatGPT

2023年01月22日

 PC555管理者 at 10:49  | Comments(0) | SFショートショート
マイクロソフトのナデラCEOが、ダボス会議で全製品にAI機能を搭載すると発表した。

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。

宿題では使用してはいけないことになっているが、お母さんは買い物に行っているし、少しだけなら構わないだろう。
小学生のタロウは、リビングのパソコンを立ち上げた。
学校ではパソコンは使っているが、家では安易に回答が分かると勉強にならないと親の許可がないと使えないのだ。

今日は、塾もあるし、社会の人口の統計分析なんかよくわからない。
「日本の人口動向をみて、将来の対策を提案せよ」
パソコンで質問すると、簡単に回答がでてきた。あとは写すだけだ。

せっかく、パソコンを立ち上げたので、最近気になっていることもきいてみよう。
タロウは、最近気になっている同じクラスのヒロコちゃんに「好きだ」と言っていいものか悩んでした。
告白したほうがいいものか 聞いてみることにした。

小学生です。好きな女の子がいます。告白した方がいい?
聞いてみた。

告白することは良いことですが、まずは女の子と友達になることを考えてみてください。
友達になってから告白すると、もっと良い反応を得られるかもしれません。
また、告白する前に自分自身がどのような感情を抱いているのか、どのように相手に伝えたいのかを考えることも重要です。
パソコンからの回答はこういうものだった。

「そうか、そうだよな」 いきなりスキだはないよな。
友達からだよな。

次の日、タロウはヒロコちゃんが1人になるのを見て、「友達になって」と言ってみた。
ヒロコちゃんは、「えっ」と驚いた様子だったが、「いいよ」といってくれた。
タロウは、うれしかったというより、「ホッ」とした。
昨日までのモヤモヤがうそのようだった。

それから、タロウは親のすきを見て、パソコンにしばしば質問した。
「友達として何やればいい?」「何をやれば喜ぶ?」
その子の性格によりますが、その子の趣味や好きな映画とかきいてみたらどうでしょう?

タロウとヒロコちゃんの友達関係もいい具合になってきたころだった。
タロウは、ヒロコちゃんから校舎から少し離れた木かげに呼び出された。
ごめんね、サトシ君からも友達になりたいといわれていて・・

タロウ君と、サトシ君どっちがいいか、パソコンに相談してみたの
そしたら、サトシ君のほうが将来性があるって

*これは、ちょっと未来のあるかもしれない、お話です。フィクションです。